月別アーカイブ: 2018年5月

仲村 過酷な現場測量

建物を建てる場合は、建築物が建築基準法や条例等に適合しているか審査を受けなければ

工事は出来ません。その確認のために建築主が役所または民間の指定確認検査機関に提出

する書類に「建築確認申請書」と言う物があります。

 

その建築確認申請書の提出する書類の中に 配置図 と言うものがあります。配置図とは、

建物の配置や、敷地と建物の位置関係を表した図面の事です。

建物の寸法などはPC上で仕上げられますが敷地の寸法は地積測量図を元にまずは

その土地を実際に測量しなくてはいけません。

 

更地であればそのままスケールで測量していけば何の問題もなく測量して行く事が出来ます。

 

ですが、今回測る所は…

 

①境界杭8本中7本が垣根の中(境界杭間の測量が出来ない)

②平板を置いての測量も図りたいライン上に植木や枝、雑草、または倉庫やハウス、

大きな庭石が…(図りたいライン上に障害物があり測量出来ない)

 

と、なかなかありがたい状況でした。

垣根の中の杭

08.43.26

計測ライン上の障害物

09.27.11

09.27.18

0355

水糸を張る為の除草作業中

10.56.33

                                       です。

対処法


①垣根の中の杭は、垣根の中の杭を外側平行に同じ数値で位置を出し、水糸を張り測量します。

    もちろん間にある雑草類は除草します。

②平板を置いての測量はライン上に障害物が無い所をひたすら探して設置、それでも見えずらい、

    測量しずらい所はお客様の許可を頂き枝を払い、移動出来る物は移動し、作業しました。

 

悪戦苦闘、ようやく作業は終了!無事に測量が終わりホッとしました。

貝畑 突拍子もない自由度

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I様邸上棟

天候はばっちりとはいかないものの清々しい!


これより下記「先月のひとりごと」と重複。

ちなみにI様との初めの出会いは遡る事、2年半前。

我が家(エアブレス8層構造)の 完成見学会 にご来場頂きました。

新築予定が3年後という事で具体的な話はしなかったと記憶しています。

弊社では営業活動をしないのでその後の進行はお施主様自身のご判断となります。

つまりその後は、不定期に開催する「見学会のご案内」による再来場となります。


連絡があったのは昨年の6月頃でしょうか!

それをきっかけに昨年開催したN様邸 構造見学会に再来場 されました。

I様はその時点でハウスメーカーなど数社周り、業者候補が2軒ほどに限定。

弊社は3社目の候補となった訳です。


1~2カ月後? 間もなく・・・有り難く弊社に選定して頂きました。

皆さんそうですが、弊社に決めて頂く際、決めてとなる要件がいくつが有るようです。

弊社のエアブレスなど特徴として・・・

*温度バリアフリー健康住宅
*耐震&空気循環
*スキップフロアー
*無垢&自然素材仕上げ
*自由設計、こだわり住宅


多分、I様は?

この中から「これだ」ということは無く?

弊社の 「突拍子もない自由度」 という観点で決めて頂いたのではないでしょうか!

詳細は言えませんが・・・

自由度は結構、無限です!

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カッコイイ事は出来ませんが「お客様への目線」が無限!

 

貝畑 通気は十分させますが、水は入れません!

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今回はO様邸の屋根通気。

ご覧のように至って普通のクボタ松下のコロニアル屋根です。


良くある話が半永久でない、色あせ、雨漏り?・・・・

15年~で塗装しなければ白っちゃける?


今回はもっと大事なお話で 建物の腐食(経年劣化を含む)などを左右する ある意味構造的な事。

屋根通気と言ってもピンと来ないと思います。


よく、「棟換気」と言われますが、

これは基礎と壁のつなぎ部(GLから約400mm)~壁を伝わり屋根の頂部で排気をする。


いわゆる 自然通気 です。

なので少しでも負担(現場的には何らかの通気止め)が有ると機能しなくなります。

つまり外通気は不全となります。

建物も人間と同じで、人間が血液が循環するように、建物は昔から通気が必要とされているわけです。

空気になるべく触れた方がより良いのです!

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防水紙の貼り方次第でも通気が妨げられます。

自然通気だから余計に怖く・・・

更には見えなくなってしまうからもっと怖い!

昔の様な軒での換気は簡単ですが通気は通気性は弱い・・・

 

棟換気は 排気口(今回の場合、頂部など)の造りが特に重要 となります。

雨が入るからといって、ココを塞いではいけません!

通気は十分させますが、水は入れません!


仕組みを見せられないのが残念!

先日、お施主様からお手紙を頂きました。

完成内覧会も無事終了。

M様邸も、先日お陰様でお引渡しとなりました。

最近では一番人気のスキップ゚フロアー(32坪)です

4LDK+多目的スペースのお家は、畳敷き中一階が4.5畳で不思議に落ち着く空間!

間仕切りが無いのにちょっとした段差を付ける事で異空間?完成。

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さて、お引渡し前に施主様のお手伝いです。

ノボリ、テントなど見学会の準備も終わりちょっとだけ敷地周りの砂利敷き運動です。

人数がいるのであっという間に作業が終了です。

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来場状況ですが・・・

お陰様で天気も良く行楽日和にも関わらずたくさんの方にご覧頂きました。

本当に有り難く思います。

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先日、お施主様からお手紙を頂きました。


『憧れた空間に身を置いて』

朝の肌寒さと昼間の暑さ、気温差が大きい青空の4月21日、完成見学会、引き渡しの日を迎えました。

家具のない室内を、まずひと通り映像に残したく2階へ上がった時、天井からの空気の吹き出しに涼しさ

を感じました。

そして、『これこれ、エアブレス!』と、エアブレスの家で生活できる喜びを得ました。

家族が集まるリビングダイニングは、フローリング、天井の梁、腰壁に木を多く取り入れてあり、

木そのものを五感で感じて、とてもリラックス出来る空間です。

限られた空間を有効活用された1つの収納の多さは、とても助かっています。

その収納の多くに、可動棚をつけてもらって、さらに整理がしやすくなると思いました。

また、お気に入りのスキップフロア。

我が家のスキップフロアの間取りは、オリジナル設定と聞いて、本当に無理な要望を実現して

もらえた事、改めて実感しました。

これから過ごしていく中で、また新しい発見や気づきが産まれるであろう我が家、益々楽しみです。