月別アーカイブ: 2011年3月

誰に祈れば良い

 

 

誰に祈れば良い

今日のニュースの一面記事・・・震災の犠牲者 大幅増のおそれ。

『 東北関東大震災の発生から25日で2週間になりますが死亡した人は、これまでに確認された
だけでも9811人に上り、警察に届け出があった行方不明者をあわせると2万7000人を超え
ています。これとは別に、津波で壊滅的な被害を受けた沿岸部の自治体の中には1万人を超える
住民の安否が確認できなくなっているところもあり、犠牲者の人数は、今後、大幅に増えるおそれ
が強くなっています。』

更にとんでもない被害になってしまった今回の地震で飛び火するかのようにガソリン、水、電池等
お店から無くなった時期がありましたが、今回は水が基準値を超えたと・・・?

放射能なんて一般市民には無縁だったのでその反響たるものは凄いらしいですね!

花粉が今年は10倍らしいですよとは次元が違いますからね。

昨日時点でスーパーには水どころかジュース、牛乳、麦茶までひととおり空っぽ状態だそうです!

うちにも小さい子供がいますが、たまたまクリクラが入っているので当分は凌げそうですが・・・

まあ、なんだかんだいっても東北の被災者方から比べれば何でもないというレベルです。

今、自分が出来る最大限の事を一生懸命するべき!

さて、進行中の中央区N様邸も基礎工事から土台敷きまで終わり、明日無事に上棟を迎えます・・・

ここで、途中段階の基礎工程を紐解きながらご紹介します・・・

今までに何度かエアブレスの基礎を説明したことが有りますが一般の基礎スペックと違い、枠の
仕様や部材まで異なるのでちょっと解りづらく・・・

度々説明をさせて頂きましたが今回は詳細にいきます!

まず、通常のべた基礎の基本である全面のベースコンクリートが終わった所からご説明します。

その前にエアブレスの基礎のポイント

*徹底した基礎断熱にするために一般的な鉄枠でなく断熱枠(枠自体が断熱材)を採用
 (基準法数値クリアーだけの名前だけの基礎断熱とは考え方が違う)

*基礎の根入れ深さ(地盤から基礎を埋める深さ)が深いので当然、地盤への食いつきが良く安定
 (一般的な基礎の根入れ深さ/約20cm、エアブレスの基礎の根入れ深さ/40cm)

*ベースコンクリート上全面に断熱材を敷き込みその後、蓄熱コンクリートを打設
 (一般的な基礎断熱は30mmの断熱材を外周部1mだけ敷き込んで基礎断熱仕様とうたいます) 

さて左上の1番が基礎断熱枠が組み上がった写真です。

立ち上がり高さ600mm (うち550mmまで打設)基礎立ち上がり巾150mmという仕様。
枠は発泡断熱材で厚みが50mm で基本的に打設後もはずしません。

2番は立ち上がり打設を完了し養生後、丁寧に隙間無く50mmの断熱材を敷き込んでいる様子です。

3番は敷き込み上がった断熱材の上にワイヤーメッシュを敷き込んで完了した様子です。
その後、蓄熱コンクリート100mmを打設し養生。

4番は昨日の写真。 終了間際の土台敷きです・・・後は掃除のみです。

金物工法を採用しているので銀色の「ほぞパイプ」?が見えますが次回、明日の上棟を兼ねて
再度詳細に報告致します・・・地震に対して最大の力を発揮する金物工法! とっても重要です。

うちは一般的な基礎断熱でいいよ!・・・本当ですか?

しかし名前だけの一般的な基礎断熱で多額のオプション費が・・・?

何が良くて何を信じて良いか・・・分からないですよね。

今の時代、家を建てるのにも相当勉強しないと・・・後悔しても家だけは返品が出来ません!

・・・・・その後、明後日はいよいよ一周忌です。 まさに三度目の正直です。

これ以上、みんなに迷惑がかかるので余震を控えめに願うのみです・・・誰に祈れば良いのでしょう?

廊下がプール

廊下がプール

久しぶりの更新です。

この10日間のあいだにいろんな事が有りました。

先日の地震・津波により大きな被害を お受けになった被災地のみなさま・・・

一日も早い復帰を心よりお祈り致します。

こちらはというと、先週の一周忌が今回の地震の影響で延期になりました・・・

とりあえず明後日に予定変更になりましたが、余震がこれだけ続くと?・・・

計画停電のおかげで地方の親戚も間に合うかどうか?でもあまり延ばしたくない行事。

ちなみにうちのビルは多少被害があり丸一、断水になりましたが今は完全復旧しました。

パイプスペース内の水道配管が破損し、水があふれ出し4階の廊下がプール状態!

おまけに、このせいで防火戸が閉まってしまって警報ベルが、ビル中鳴り響きあちこち混乱!

あふれた水と警報ベルの止め方が分からず四苦八苦!・・・新米オーナーには効きます!

さて、今後の建築状況は地震の動向により不明ですが、既に下記のような影響が出ています。

ちなみに、現状分かっているだけでも、操業停止中や業務停止・納期遅延の連発です。

INAX、電力・道路事情・物流事情により対応。

ノーリツ、茨城・群馬工場停止中。

ジェイベック(24時間換気システム)、納期遅延中。

クリナップ、3月末まで出荷無し。

柱・合板関連、状況確認中。

断熱材関連、操業停止中。

弊社でも同様に大きな影響が出ていて、提携している業者等と納期確認で悪戦苦闘・・・

受注数が多すぎる矢先の出来事・・・大ダメージ!

さらに追い打ちを掛けるように始まった、東京電力の計画停電・・・

自然の脅威には太刀打ち出来ません。今後の進行も前途多難・・・

こればかりはどうしようもないです。どうかご容赦下さい・・・

それでも東北の被災者方から比べれば何でもないというレベルでしょう。

とにかく現状動ける範囲で頑張ります。

どしゃぶり!

 

どしゃぶり!

N様邸の基礎工事、今回は土間コンクリート打ち前の地業工事です!

前回、どこでも見られるような基礎では無いと言いましたがこれがそのものです!

まずは一つ一つ手でグリ石を均一に敷き並べ、ランマーで付き固めます・・・左上参照

その後、砕石を敷き詰めプレートで平らにした後その上から防水シートを敷きます。

次にメッシュ状の鉄筋を敷き詰め、配筋検査後にコンクリートを流し込みます。

その後、断熱材を敷き詰めて再度ワイヤーメッシュを敷き再びコンクリート!

これが二重ベタ基礎工法です!人も健康上足元から暖めろと言いますが家も同じ!

高気密、高断熱な家にする為には、とにかく妥協しませんよ!

基礎が終われば、後は大工さんの巧みな技で木工事が始まるという流れです。

さてN様邸の話題は置いておき、次に始まったのが中央区のO様邸新築工事です。

今年は去年と打って変わって、本当に忙しい・・・

3月7日から旧家屋の解体工事が始まりました!・・・が、朝からどしゃぶり!

解体の準備をする為、旧家屋の中に入ってみると茶箪笥や化粧台などがありました。

旧家屋は築45年位でしょうか?・・・ですが既に20年以上住んでいないようです!

しかし今までそこで生活していたような雰囲気が感じられます。不思議ですよねぇ・・・

大半は引越しを手伝い、荷物を引き上げてから解体ですが今回はちょっと特殊ですよね。

朝からの大雨で7日に出来る事は限られますが、また一つカイハタ建設の家が出来ます!

・・・ですが今年は本当に忙しい